沱江の夜景を楽しむなら、鳳凰古城に1泊するのがおすすめです。午後に荷物を宿へ置いて路地を歩き、夕食後にライトアップされた川沿いへ戻ります。通りや橋、河岸の散策なら約2〜3時間。旧居の内部見学や昼の遊覧船を加える場合は、昼の時間を長めに取ります。

鳳凰古城凤凰古城
鳳凰古城虹橋凤凰古城虹桥
鳳凰古城駅凤凰古城站
マップ · 交通

半日か1泊かを選ぶ

半日なら、川と橋、古い路地を中心に歩きます。写真や軽食の時間も含めて約2〜3時間の散策です。張家界から向かう場合は、列車と駅から古城への移動時間を別に加えます。

1泊すると、同じ河岸を昼と夜の両方で見られます。午後の早い時間に着いて荷物を預け、夕食前に古城を一周。食後は明かりのついた川沿いを1〜2時間歩きます。静かに過ごしたいときは、翌朝に北門の飛び石へ戻り、日光の下で対岸の木造家屋を眺められます。

旧居や展示館の内部、昼の遊覧船も体験するなら、合計4〜6時間を取ります。有料の見学は昼にまとめ、夜は河岸の景色を楽しみます。張家界国家森林公園に必要な日数を先に決め、その前後に鳳凰古城を組み合わせます。

南華門から虹橋、万名塔へ歩く

虹橋の三つのアーチと中国語の扁額へ続く石段
撮影 HCCB3947
沱江の飛び石を渡る人々と川沿いの吊脚楼、城楼
撮影 Chensiyuan

南華門(南华门)と近くの南華大橋(南华大桥)から、川と両岸の屋根を見渡します。そのあとは次の順番で古城を歩きます。

  1. 文星街と熊家巷の路地に入ります。熊希齢旧居(熊希龄故居)は中庭のある建物です。元首相の生涯や慈善活動に関心があれば、中を見学できます。
  2. 北門城楼(北门城楼)と沱江の飛び石(沱江跳岩)へ進みます。対岸に並ぶ吊脚楼は、木の柱で川沿いに建てられた伝統家屋です。飛び石を渡る人と建物を、河岸から眺めることもできます。
  3. 古城側の城壁沿いに東門城楼(东门城楼)へ進みます。家屋の下を支える木の柱と、その上の石壁が見られる区間です。
  4. 東正街(东正街)から中営街(中营街)へ入ります。沈従文旧居(沈从文故居)の住所は中营街10号です。作家の暮らしと中庭建築に関心があれば、中を見学します。
  5. 虹橋(虹桥风雨楼)へ戻ります。下の階は屋根のある通路と店舗で、上の展示館は有料の見学エリアです。橋全体の姿を見るなら河岸から眺めます。
  6. 沙湾、万寿宮(万寿宫)、万名塔へ進みます。下流の塔や河岸の建物を見て、虹橋の方向を振り返ることができます。

旧居や展示館は好みに合わせて立ち寄る場所です。通り、虹橋の下の通路、河岸をつなぐだけでも、主要な外観を見て回る無料の散策が楽しめます。

夕暮れに沱江へ戻る

ライトアップされた橋と川沿いの屋根が見える夜の沱江
撮影 Sunyiming

夕方に着いたら荷物を預け、南華大橋(南华大桥)から沱江を見渡します。雪橋(雪桥)、飛び石(沱江跳岩)、北門城楼(北门城楼)、虹橋(虹桥风雨楼)、万名塔の順に歩きます。写真の時間を含めて約2時間を取ります。日が暮れる頃から歩くと、青い夕景と夜の水面の光を続けて楽しめます。

昼は木の柱や屋根、中庭、石壁の形がよく見えます。夜はライトアップされた河岸が主役です。バーの音楽より景色を楽しみたいなら、回龍閣から老営哨(回龙阁–老营哨)のにぎやかな区間で長居せず、沈従文旧居近くの路地やバーから離れた河岸へ進みます。

写真を撮るのが好きなら、夕食前に夕暮れの風景を、食後に川面に明かりが映る風景を撮影できます。夜の河岸散策は無料です。水上から両岸を眺めたいときは遊覧船に乗ります。

翌朝は06:30〜08:00を川沿いと沈従文旧居周辺の路地散策に充てます。朝霧は天気次第ですが、晴れた朝も木造家屋と石畳を細かく見られます。

無料散策と有料の入場券を選ぶ

古城の公共の通りと河岸を歩くのに、入場券や事前予約は必要ありません。旧居や展示館の内部見学、遊覧船は別にチケットを購入します。

文化施設と昼の遊覧船を両方楽しむなら、大人1人CNY 128 (≈ JPY 3,030 ≈ USD 19)が参考料金です。8景と昼の船を合わせた共通券には、沈従文旧居、熊希齢旧居、楊家祠堂、古城博物館、崇徳堂、東門城楼、虹橋の展示館、万寿宮と昼の沱江遊覧船が含まれます。8つの施設に船を加えて9つの体験と紹介されることもあります。

水上から吊脚楼を眺めたい場合は、昼の遊覧船だけを選ぶこともできます。大人1人の参考料金はCNY 85 (≈ JPY 2,010 ≈ USD 13)です。北門埠頭(北门码头)から乗船し、中心部の河岸を下流へ進みます。水上の時間は約15〜20分で、乗船の待ち時間も見ておきます。

有料のチケットは観光地の窓口で購入し、日本のパスポート原本を提示します。旧居と昼の船は午前か午後の早い時間帯に組み込みます。文化施設の多くは08:00〜17:30の営業案内で、券ごとの最終入場時刻はそれより早くなります。

水上で光と演出を楽しみたい場合は、北門埠頭の湘見・沱江没入型アート遊覧船(湘见·沱江沉浸式艺术游船)を選べます。大人1人の参考料金はCNY 148 (≈ JPY 3,510 ≈ USD 22)です。夜のアート遊覧船に乗る場合は、購入時に正式名称を確認して選びます。

郷土料理、手仕事と文学の立ち寄り

郷土料理を一品選ぶなら血粑鴨(血粑鸭)です。鴨肉に、鴨の血ともち米で作った餅を合わせた名物料理です。酸味のあるスープが好きなら魚料理の酸湯魚(酸汤鱼)を、地元の肉料理なら燻製や塩漬けにした豚肉の臘肉(腊肉)を選べます。

米豆腐は米粉で作るやわらかい軽食で、酸味や辛味のあるタレを絡めて食べます。鳳凰姜糖(凤凰姜糖)は甘さの中に生姜の風味があり、手軽なお土産に向いています。手仕事の店では、ミャオ族の刺繍、ろうけつ染めの布、銀の装身具が並んでいます。

伝統衣装を着て撮影したい場合は、散策とは別に時間を確保します。昼は木造家屋の細部を、夜は河岸の明かりを背景にできます。撮影の時間をまとめておくと、街歩きの流れも崩れません。

文学に関心がある人は沈従文旧居を訪ねてみてください。鳳凰は沈従文の故郷であり、代表作『辺城』の舞台は別の町、茶峒と結びついています。旧居では作家の暮らしや中庭の建築をゆっくり見られます。

到着と宿泊の実用メモ

高速鉄道は鳳凰古城駅(凤凰古城站)に到着します。駅は古城の外にあり、約9.6km離れていて車で約20分かかります。宿泊先と降車場所をあらかじめ確認し、荷物を宿へ置いてから古城を歩き始めます。列車の予約と駅から古城への移動は、張家界から鳳凰古城への交通案内で確認できます。高速鉄道駅の専用シャトルは1人1回CNY 7 (≈ JPY 170 ≈ USD 1.0)です。1号線は奇峰広場案内所(奇峰广场游客中心)、2号線は南華里案内所(南华里游客中心)へ向かいます。

中心の河岸近くに泊まると、夜景を見たあとに宿へ戻りやすくなります。一方で、バーに近い部屋は夜遅くまで音が届くことがあります。静かな睡眠を重視するなら、内側の路地や中心から少し離れた河岸の宿を選びます。

南華里(南华里)や奇峰広場(奇峰广场)周辺の路地の外に泊まると、石畳でスーツケースを引く距離を減らせます。古城内の宿なら、道路の入口で迎えて荷物を運んでもらえるか宿に相談します。河岸には石段があり、飛び石は濡れると滑りやすいため、スーツケースを持って渡るルートには使いません。

衣装写真を撮る前に店と総額を決め、髪飾りやつけまつげが追加料金かを尋ねます。

唐辛子を入れてほしくないときは不辣(唐辛子なし)を注文時に使えます。ベジタリアンやヴィーガンの食事には、肉や魚のだし、卵の有無を個別に尋ねます。米豆腐の名前は米の生地を表し、料理全体には別の調味料が加わります。

食事の希望や避けたい食材を伝えたいときは、中国語の食事リクエストカードを無料で作成して、注文前に店員に見せられます。

参考資料と確認日