張家界を満喫するなら、森林公園に2日、天門山に1日を使う組み立てが最もスムーズです。森林公園を巡る2日間は東門近くの同じホテルに泊まることで、荷物を持って移動する手間を省けます。3日目の朝にチェックアウトして市内で荷物を預ければ、身軽に天門山を歩いてそのまま帰路につけます。

武陵源東門(呉家峪チケット売場)武陵源东门(吴家峪票站)
森林公園南門(鑼鼓塔チケット売場)森林公园南门(锣鼓塔票站)
武陵源バスターミナル武陵源汽车客运站
天門山ロープウェイ下駅天门山索道下站
袁家界袁家界
天子山天子山
百龍天梯百龙天梯
金鞭渓金鞭溪
張家界大峡谷张家界大峡谷
張家界大峡谷ガラス橋张家界大峡谷玻璃桥
張家界西駅张家界西站
マップ · 観光スポット

観光に使える丸3日を確保する

日数 主な見どころ 出発と到着 宿泊エリア
1日目 天子山と袁家界の峰林 東門から入園し、東門へ戻る 武陵源
2日目 金鞭渓の渓谷遊歩道 南門から入園し、東門へ抜ける 武陵源
3日目 天門洞と天門山山頂 朝に市内へ移動し荷物預け、観光後に受取 市内宿泊または出発

最初の2日間は、切り立つ峰林を山頂の展望台と谷底の渓流から見上げます。展望台やシャトル乗り場を含め、歩く距離は合計約13〜17km(1日目:約6〜8km、2日目:約7〜9km)です。3日目は巨大な岩の開口部である天門洞と、絶壁に作られた遊歩道を歩きます。詳しい区間情報は森林公園2日間のルートでも確認できます。

ホテルとチケットを移動順に手配する

森林公園東門の吴家峪门票站近くで、1日目と2日目の夜を同じホテルに予約します。公園からは両日とも東門へ戻るため、スーツケースは部屋に置いたまま観光できます。初日の前夜に到着する場合は、その夜も同じホテルに泊まるとより落ち着いてスタートできます。

重慶から来る場合は、1日目の前日に重慶東駅(重庆东站)から張家界西駅(张家界西站)へ向かいます。高速鉄道の乗車時間は約2〜3時間で、両端の駅とホテル間の移動時間は別に取ります。到着後は武陵源東門のホテルへ向かえば、翌朝から丸3日を観光に使えます。駅の選び方と予約手順は重慶・張家界間の移動ガイドで案内しています。

3日目の朝にチェックアウトし、荷物を持って市内へ移動します。タクシー直行なら約40〜50分(参考運賃は1台CNY 90〜100 (≈ JPY 2,130–2,370 ≈ USD 13–15))です。武陵源バスターミナル(武陵源汽车客运站)から張家界中央バスターミナル(张家界中心汽车站)へ向かう路線バスを使う場合は、1人CNY 13 (≈ JPY 310 ≈ USD 1.9)で乗車時間は約50〜60分、待ち時間を含めて約90分を見ておきます。

森林公園の入園チケットは通常料金の大人1人CNY 236 (≈ JPY 5,590 ≈ USD 35)で、園内シャトルを含みます。初回入園日から連続する4暦日間有効です。1日目は東門、2日目は南門を指定して予約します。2日目の再入園予約は、WeChatミニプログラムの「张家界旅游小助手」内にある「门票改签、预约」から「再次入园预约」を選び、入口と時間帯を指定します。

このルートでは、天子山ロープウェイの上り(大人1人CNY 72 (≈ JPY 1,710 ≈ USD 11))と、百龍エレベーターの下り(大人1人CNY 65 (≈ JPY 1,540 ≈ USD 9.7))を追加します。森林公園の2日間の交通費と入場料は合計で大人1人CNY 373 (≈ JPY 8,840 ≈ USD 56)です。

天門山のセットチケットは通常料金の大人1人CNY 285 (≈ JPY 6,750 ≈ USD 43)です。訪問日、運行ルート、午前の入場枠を選んで予約します。日本のパスポートで予約した場合は、パスポート原本と予約確認画面を持って有人の窓口へ向かいます。詳しい購入手順は天門山チケットガイドで確認できます。

1日目:天子山の展望台と袁家界の峰林

袁家界の砂岩の崖と石柱
撮影 Kuruman

園内の観光時間は08:00〜16:00頃が目安です。

  1. 東門(吴家峪门票站)から入園し、園内シャトルバスで天子山ロープウェイ下駅(天子山索道下站)へ向かいます。
  2. 天子山ロープウェイで山頂へ上がり、山上シャトルバスで賀龍公園(贺龙公园)へ。御筆峰(御笔峰)や仙女散花周辺の展望台を約1時間半〜2時間かけて散策します。
  3. 賀龍公園周辺で昼食休憩を取ります。
  4. 賀龍公園の駐車場から山上バスで楊家界駐車場(杨家界停车场)へ行き、乗り換えて袁家界の天下第一橋駐車場(天下第一桥停车场)へ向かいます(乗車と乗り換えで約1時間)。
  5. 天下第一橋から、哈利路亚山(乾坤柱)、迷魂台へと絶壁沿いの展望台を約2時間歩きます。
  6. 迷魂台の乗り場からシャトルバスで百龍エレベーター上駅(百龙天梯上站)へ。エレベーターで一気に下り、山下のシャトルバスで東門へ戻ります。

観光後は武陵源のホテルへ戻り、夕食をとって連泊します。

2日目:金鞭渓を歩き、武陵源の同じホテルへ

木々に覆われた岩壁のそばを流れる金鞭溪
撮影 lienyuan lee

荷物は武陵源のホテルに置いたまま身軽に出発します。武陵源バスターミナル(武陵源汽车站)から南門(森林公园门票站)行きの路線バスに乗り(運賃は1人CNY 8 (≈ JPY 190 ≈ USD 1.2)、所要約30〜45分)、南門から入園します。

大酸素バー広場(大氧吧广场)から老磨湾を経て、金鞭渓(金鞭溪)の遊歩道を東へ歩きます。水繞四門(水绕四门)までの全区間は約5.7kmで、景色を眺めながら歩いて約3〜4時間かかります。金鞭岩、紫草潭、千里相会などの見どころがあり、前日の山頂とは異なり、谷底のせせらぎから見上げる迫力ある峰林が楽しめます。途中の乱竄坡は山頂へ登る階段道ですが、このコースでは登らずに渓流沿いを直進します。

水繞四門からシャトルバスに乗って東門から出たら、同じホテルへ戻ってもう1泊します。

3日目:天門洞、山頂の遊歩道、市内への帰り道

急な屋外階段の上に開く天門洞
天門洞とその下の階段。2019年9月撮影。撮影 xiquinhosilva

朝にチェックアウトし、荷物を持って市内へ移動してから天門山へ向かいます。観光後に市内に泊まるなら宿泊先のフロントに預けます。当日出発ならロープウェイ下駅(天门山索道下站)近くの預かり所を選びます。詳しい預け場所は荷物預かりガイドで確認できます。武陵源からの移動と荷物を預ける時間を含めて入場枠を選びます。景区内の観光時間は約4〜6時間が目安です。下山、荷物の受け取り、駅や空港への移動はそれぞれ時間を確保します。

2026年10月13日からはCルートだけが運行しています。市内駅からシャトルバスで山門へ行き、高速ロープウェイ(天门洞快线索道)で天門洞前の広場へ向かいます。洞の入口から7本の上部エスカレーターで山頂に上がります。帰りは上部エスカレーターで洞へ下り、広場から高速ロープウェイで山門へ戻った後、シャトルバスで市内のロープウェイ下駅へ戻ります。この日から市内発の主ロープウェイは全線休止しています。

広場から洞の入口までは、999段の階段か下部エスカレーターを選びます。下部エスカレーターの上りは1人CNY 32 (≈ JPY 760 ≈ USD 4.8)です。現在のルート変更期間中、下りは無料です。洞と山頂を結ぶ7本の上部エスカレーターは、往復ともセットチケットに含まれます。

山頂は西線を選ぶと、崖沿いの鬼谷桟道(鬼谷栈道)と岩壁のパノラマを楽しめます。長めに歩きたい場合は、桜桃湾(樱桃湾)から天門山寺(天门山寺)方面まで足を延ばせます。ガラス桟道を体験したい場合は、現地で靴カバー代(1人CNY 5 (≈ JPY 120 ≈ USD 0.75))を支払って入場します。山頂の東線・西線は歩く周回コースで、チケットのA・Cは交通ルートを指します。歩く範囲は天門山総覧で選べます。歩く負担を減らすなら下部エスカレーターを使い、洞と短い山頂区間を組み合わせた階段の少ないルートへ進みます。

当日の夜に列車や飛行機で出発する場合は、天門山を観光してから出発する日程を使って逆算します。山から市内へ戻る、荷物を受け取る、駅や空港へ向かう、という各段階にゆとりを持たせます。

3日目に重慶へ向かうなら、天門山は早い午前の入場枠を選び、夜の高速鉄道につなげます。下山後は山門からシャトルバスで市内へ戻り、荷物を受け取ってから張家界西駅へ向かいます。天門山に丸1日を使いたい場合は、市内に1泊して翌朝の列車に乗るスケジュールにします。

ガラス橋に替える、歩く距離を減らす、順番を逆にする

ガラス橋を優先する場合: 2日目を大峡谷ガラス橋へ変更します。武陵源バスターミナルから大峡谷行きのバス(1人片道CNY 15 (≈ JPY 360 ≈ USD 2.2)、約40分)を利用します。橋と峡谷を巡るBルート(大人1人CNY 178 (≈ JPY 4,220 ≈ USD 27))の所要時間は約3〜4時間です。峡谷出口(双坪游客集散中心)から武陵源へ戻り、同じホテルに連泊します。

金鞭渓を短く歩く場合: 2日目も東門から入園し、シャトルバスで水绕四门へ直行します。川沿いを往復30分ほど散策して東門へ戻れば、南門行きバスに乗る手間と長い歩行を省けます。

帰りの便が早い場合: 1日目に天門山を先に観光します。市内に荷物を預けて天門山を巡った後、夕方に荷物を受け取って武陵源へ移動し、2日目と3日目に森林公園を回る順番にします。

天候に合わせる場合: 遠くの峰が見通せる晴れの日を山頂(天子山・袁家界)にあて、霧や小雨の日は谷底で景色を楽しめる金鞭渓に切り替えると快適です。

日程に余裕があれば、大峡谷のガラス橋、芙蓉鎮、鳳凰古城の中から1か所追加するのがおすすめです。古い町並みを2か所とも巡るなら、張家界・芙蓉鎮・鳳凰古城の周遊ルートを参考に計画してみてください。

この後に洪崖洞の夜景、李子壩、磁器口を巡るなら、重慶3日間のモデルコースへ。重慶の観光日と都市間の移動時間は、この張家界の丸3日間に加えて確保します。

両都市の日数と移動日をまとめて組むなら、重慶・張家界の周遊モデルコースを使えます。

3日間の費用と実用メモ

基本プランの主要チケット代(森林公園入園券、天子山ロープウェイ上り、百龍エレベーター下り、天門山セット券)は、大人1人合計CNY 658 (≈ JPY 15,590 ≈ USD 98)です。南門行き路線バス(CNY 8 (≈ JPY 190 ≈ USD 1.2))を加えるとCNY 666 (≈ JPY 15,780 ≈ USD 100)となります。宿泊費、食事代、天門山の下部エスカレーターや靴カバー代は別途見込みます。

  • ホテルに荷物を預けて観光する日も、入園確認に使うパスポート原本は必ず携帯してください。
  • 金鞭渓には野生のサルがいます。食べ物は手で持たず、リュックやファスナー付きバッグにしまって歩いてください。
  • 3日目に市内で荷物を預ける際は、受け取りの最終時刻をスタッフに確認しておくと帰路の計画が安心です(中国語メモ:今天最晚几点取行李?)。
参考資料と確認日