普段の食事や買い物には、AlipayかWeChat Payに日本のクレジットカードを登録して使うとスムーズです。ホテルのフロントでは実物の国際カードを直接使い、チケットや列車の事前予約は各予約サイトの決済画面から支払います。現金はQRコードが使えない場面に備えて、CNY 500 (≈ JPY 11,840 ≈ USD 75)から1,000程度を人民元の紙幣で用意しておくと安心です。

張家界荷花国際空港张家界荷花国际机场

場面ごとの支払い方法の選び方

張家界市内や武陵源での食事、飲み物の購入、個人商店での買い物にはQR決済がもっとも便利です。ホテルのフロントで宿泊費を支払う場合はカード端末の対応ブランドを確認し、観光地のチケットや列車は各予約サイトの決済画面で支払います。

支出の内容 おすすめの支払い方法 必要な準備
飲食店、屋台、売店での少額の買い物 AlipayまたはWeChat Pay 日本のクレジットカードを登録した店舗決済
ホテルのフロントでの宿泊費支払い 実物のクレジットカードまたはスマホ決済 ホテルがVisaやMastercardなどに対応していること
タクシーでの移動 店舗用QR決済または人民元の現金 運転手が受け付ける支払い方法を利用
観光チケットや列車のオンライン予約 予約サイト内のカード決済画面 日本のクレジットカードやオンライン決済
スマホ決済を使わない対面支払い 人民元の現金 スタッフがいる窓口とおつりが出しやすい小額紙幣

AlipayとWeChat Pay:事前のチャージは不要

Alipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)は、日本で発行したVisaやMastercardなどのクレジットカードを紐付けるだけで、そのまま現地の店舗で支払えます。中国本土の銀行口座を作ったり、あらかじめウォレットに残高をチャージしたりする必要はありません。

日本出発前にアプリをダウンロードし、SMS認証ができる日本の電話番号でアカウントを作成します。本人確認(実名認証)画面では、日本のパスポート情報と本人名義のクレジットカードを登録してください。クレジットカード会社の本人認証用SMSが受信できる状態にしておくと設定がスムーズです。

街中のお店で支払うときは、店頭に掲示されたQRコードをアプリで読み取って金額を入力するか、自分のアプリ画面に支払い用バーコードを表示して店員に読み取ってもらいます。支払いは紐付けたクレジットカードから直接引き落とされます。

日本のクレジットカードを登録した決済アプリは、店舗での買い物(加盟店決済)専用です。個人間の送金や割り勘機能(紅包など)には使えません。個人商店などで店舗用ではなく個人用の送金コードしか置かれていない場合は、店舗用集金コード(商家收款码)を出してもらうか、現金で支払いましょう。

海外カード利用時の手数料の仕組み

AlipayやWeChat Payに登録した海外クレジットカードで支払う場合、1回の決済金額によって手数料のルールが分かれます。

  • 1回の決済がCNY 200 (≈ JPY 4,740 ≈ USD 30)以下の場合: アプリ側の決済手数料は無料です。食事やお土産の購入など、日常の多くの支払いはこの範囲に収まります。
  • 1回の決済がCNY 200 (≈ JPY 4,740 ≈ USD 30)を超える場合: 決済総額に対して3%のアプリ手数料が加算されます。たとえばCNY 500 (≈ JPY 11,840 ≈ USD 75)の支払いでは、CNY 15 (≈ JPY 360 ≈ USD 2.2)の手数料が上乗せされます。

WeChat Payには、初めて海外カードを登録した利用者向けの特典があり、初回利用から連続90日間は、1日あたり合計CNY 1,000 (≈ JPY 23,690 ≈ USD 150)まで決済手数料が免除されます。なお、クレジットカード会社側の海外事務手数料や為替換算レートは別途適用されます。

宿泊費など金額が大きくなる支払いは、アプリ決済の3%手数料と、ホテルのフロントで実物カードを直接端末に通す場合の手数料を比較して使い分けると無駄がありません。

専用アプリ TenPayGo という選択肢

TenPayGoは、Tencentが訪中旅行者向けに提供している決済アプリです。国際クレジットカードやApple Payを連携させ、WeChat Pay対応店舗でスムーズに支払いができます。普段のSNSアプリとは分けて旅行専用の決済アプリを使いたい場合に適しています。App StoreまたはGoogle Playからダウンロードして利用できます。

実物のカードとATMを使う場面

中高級ホテルや大型商業施設のレジにVisaやMastercardなどの国際ブランドロゴがあれば、実物のクレジットカードを端末に差し込んで支払うことができます。アプリを通したQR決済と実物カードの直接決済は別の仕組みとして扱われます。

現地で人民元の現金を引き出したい場合は、お持ちのカードと同じ国際ブランドロゴが表示された銀行ATMを利用します。海外キャッシングの利用枠や暗証番号の設定については、出発前に日本のカード会社へ確認しておきましょう。

現金はどのくらい用意する?

中国ではQR決済が主流ですが、通信トラブル時や個人タクシー、小さな売店に備えて、ある程度の人民元現金を持っておくと安心です。高額なCNY 100 (≈ JPY 2,370 ≈ USD 15)紙幣だけでなく、CNY 10 (≈ JPY 240 ≈ USD 1.5)やCNY 20 (≈ JPY 470 ≈ USD 3.0)などの少額紙幣を混ぜて持っておくと、おつりの受け渡しがスムーズになります。

ホテルや主要な観光地の入場チケットを事前にネット決済している場合、3〜4日間の滞在であれば1人あたりCNY 500 (≈ JPY 11,840 ≈ USD 75)から1,000程度の現金があれば十分対応できます。食事や買い物をすべて現金で済ませる予定の場合は、その分多めに両替しておきましょう。

張家界では2026年9月にデジタル人民元の観光カードも導入されました。海外旅行者がパスポートで申請でき、現地の銀行口座がなくても海外カードや外貨からチャージして対応加盟店で利用できます。カード型のウォレットを使いたい場合は、空港や指定銀行窓口で案内を確認できます。

観光地やチケットの事前予約決済

張家界の主要な景勝地は入場人数が管理されているため、事前のオンライン予約が基本となります。ホテル、高鉄(中国高速鉄道)、景勝地の入場券は、各予約アプリやWebサイトの決済画面から日本のクレジットカード等を使って支払います。

チケット購入時には、日本のパスポートに記載された氏名(ローマ字表記)とパスポート番号の入力が必要です。チケットの選び方やルートの詳細は、森林公園のチケットガイド、天門山のチケットとルートガイド、大峡谷ガラス橋のチケットガイドで確認できます。

出発前の準備と現地での便利なフレーズ

  1. 日本出発前にAlipayとWeChat Payの両方をインストールし、日本のパスポートとクレジットカードを登録して本人確認を完了させておきます。
  2. クレジットカードの海外利用制限や海外キャッシング枠、セキュリティ認証の設定を確認しておきます。
  3. 現地でQR決済アプリを起動できるよう、中国で使えるeSIMやローミングなどのデータ通信環境を用意します。
  4. 到着後すぐに使えるよう、空港のATMや両替窓口でCNY 500 (≈ JPY 11,840 ≈ USD 75)前後の人民元現金(小額紙幣含む)を準備します。
  5. 到着後、空港や駅の売店などの対面レジで登録カードを使った少額決済を試し、正常に支払いできるか確認します。

張家界荷花空港の到着フロアには「境外来宾综合服务中心(海外来訪者総合サービスセンター)」が設置されており、国際線の到着に合わせて決済アプリの設定や支払いの相談を受け付けています。

現地で支払い方法を確認したいときは、次の中国語フレーズを見せるか伝えるとスムーズです。

  • 現金で払えるか聞くとき: 可以用现金吗?(現金は使えますか?)
  • スマホ決済が使えるか聞くとき: 可以用支付宝或微信吗?(AlipayかWeChat Payは使えますか?)
  • 店舗用のQRコードを出してほしいとき: 请给我商家收款码(お店の集金コードをお願いします)
参考資料と確認日